■ 工学部  資源循環・環境グループ  教授 

柳橋 泰生  (ヤナギバシ ヤスオ)

  男

【 研究分野 】
  • 土木環境システム
  • 環境政策・環境社会システム

プロフィール

データ更新日  :  2017年9月6日

研究者からのメッセージ
  •  環境マネジメントの研究室にいることから、持続可能性という価値観を軸に研究を進めるべきとは考えていますが、もともと衛生工学を学び、悪臭問題や大気汚染、水道工学を専門としていることから、分かり易く実践的で社会に役立つ研究を行うことを目指しています。具体的には、最近では、水道やダム貯水池の水質問題を中心に研究を進めてきました。成果の一つは、上水試験方法(水道水質測定方法の日本の標準法)において新しい臭気の測定方法(参考法)として掲載され、水道水の異臭味問題の解決に貢献しています。現在は、震災により断水した時にビル・マンションの貯水槽の水を活用する方策に関する実践的研究を法定検査機関の全国団体と共同で進めているところです。
  •  環境マネジメントと聞くと具体的イメージが分かりにくいと思いますが、研究分野の制約を受けずに身近な環境問題から地球規模の環境問題まで幅広く自由に研究を行うことが可能ですので、興味のある学生さんは是非研究室を訪ねてください。
学位
  • 博士(工学)(2008年 京都大学)
プロフィール
  •  高度成長期の大阪で生まれ、ひどい公害問題を解決しようと大学で衛生工学を学びました。昭和59年、環境庁(現在は環境省)に入り、33年間勤務し、様々な環境問題に対処しました。
  •  初代の環境基本計画(平成6年閣議決定)では、廃棄物・リサイクル対策を担当し、それまでほとんど知られていなかった3R(リデュース・リユース・リサイクル)の考え方を導入し、国の基本施策とすることに成功しました。ダイオキシン問題の時は、排出量を9割削減する目標を掲げ、小型のものを含む廃棄物焼却炉に対する規制を強化し、削減目標を実現しました。ゴルフ場農薬問題が起こった際は、それまで非公開扱いされていた1日摂取許容量を用いて基準を制定し、また、水田で使用される農薬の水環境汚染の問題を解決するための仕組み(登録時の基準設定のルーチン化)を導入しました。さらに、それまで不可能と思われていたダム貯水池のアオコを既存技術を少し工夫することにより撲滅したり、コンビナート周辺の大気中ベンゼン濃度の大幅な削減を実現しました。
  •  これまで、徹底した調査を行い、問題の本質を見極め、施策案を練り上げて、その実現が社会に貢献できるという信念を持ち、勇気をもって実行してきたつもりです。信念をより確実にするため、国の行政に携わりつつ、大学院に編入学し、水道水質の問題をテーマとして博士号を取得しました。
  •  その後、福岡女子大学の教授となり、リコー経済社会研究所主任研究員、国立環境研究所環境情報部長を経て、平成29年4月に福岡大学に赴任し、大学院工学研究科資源循環・環境工学専攻で環境マネジメントを担当しています。
研究業績 業績一覧(著書・発表論文・学会発表・その他業績)
所属学協会
  • 環境経済・政策学会
  • 日本水道協会
  • 日本水環境学会
  • 京都大学環境衛生工学研究会
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